東京都北区にある赤羽駅から歩いて20分弱の場所にある荒川河川敷の岩淵水門周辺は犬の散歩に最適です。舗装された散歩道を歩くも良し、土手沿いの芝生の上を歩くも良しです。
この近辺は、東京都北区のホームページでは荒川緑地一帯として紹介されており、その中には荒川岩淵関緑地、荒川赤水門緑地、荒川赤羽緑地、新荒川大橋緑地、荒川桜堤緑地、荒川知水資料館(AMOA)、子どもの水辺、赤水門、青水門などがあると記載されています。
※荒川河川敷のドッグラン整備に関する情報はこちらから
※新河岸川防潮堤耐震補強工事の様子はこちらから
荒川岩淵関緑地付近
荒川と新河岸川の間にある土手沿いには桜が植えられているので、花見をしながら散歩が楽しめます(荒川桜堤緑地も同様に花見が楽しめます)。うちのキャバリアは落ち葉が大好きなので、秋に風で舞っている桜の落ち葉を必死に追いかけていました。
岩淵橋で撮影。右奥に小さく見えるのが岩淵水門(青水門)。
岩淵橋脇で撮影。この場所は、荒川のすぐ横を流れる新河岸川沿いになります。
八重桜も楽しめます。
秋は桜の紅葉が楽しめます。
奥に見えるのは、川口にあるエルザタワー55。
〈荒川岩淵関緑地バーベキュー場〉
ちなみに荒川岩淵関緑地には最大収容人数1,000名のバーベキュー場『荒川岩淵関緑地バーベキュー場』もあります。このバーベキュー場はペットと一緒に利用できるとのことです(他の来場者とのトラブルを避けるため、トイレのしつけができている、無駄吠えしないなど留意する必要はあるとのことです)。
土手の上からバーベキュー場を撮影。左掲載の石畳みエリア以外は、先着順で場所取りをするシステム。
石畳みエリア。こちらは場所の予約ができます。
赤羽岩淵関緑地バーベキュー場は広いです。
荒川岩淵関緑地バーベキュー場 受付
〈岩淵リバーステーション〉
荒川岩淵関緑地バーベキュー場の近くには岩淵リバーステーションがあります。平常時には河川巡視の着岸などに使用されているとのこと。災害時には大量の機械・資材・食料・医薬品などの救援物資を輸送船で迅速に運び、荷揚げするために設置されているそうです。
なお、岩淵リバーステーションには、まっすぐの幅の広い道があり散歩向きだと思います。
岩淵リバーステーション
左手は荒川岩淵関緑地バーベキュー場。
荒川赤水門緑地付近
赤水門前。荒川の川の上に設置されているボードウォークにて撮影。
赤水門は9メートル幅のゲート5門で構成されていて、水門の上は川に囲まれた中之島に渡る歩行者自転車専用橋となっています。(なお、赤水門とは通称で正式には旧岩淵水門と言われます。旧岩淵水門は、2024年5月17日に文化審議会より、新たな重要文化財として指定するよう、文部科学大臣に答申されています。)
赤水門の歩行者自転車専用橋。赤水門を見上げてます。
中之島(赤水門側から撮影)。奥に見えるのオブジェは、赤水門近くにある「月を射る」。
ボードウォークでは、荒川の洪水記録を知ることが出来ます。
新志茂橋で撮影。名称の由来は、写真に写っている新河岸川の「新」と「新しい」という意味を込めているとのこと。
〈中之島〉
中之島には、荒川リバーアートコンテスト特賞を受賞した青野正氏作の「月を射る」というオブジェや全日本草刈選手権を記念した「草刈の碑」があります。また、中之島から川沿いを見ると広々とした景色が広がっています。地面が砂利になっていたりするので、小型犬であれば抱っこしてあげて見に行くのも良いと思います。
月を射る
草刈の碑
中之島から荒川側を撮影。
青水門付近
青水門からは日の出が綺麗に見えます。元日の朝にはたくさんの人が初日の出を拝みに集まってくる場所です。
初日の出。青水門から。
赤水門寄りの青水門手前には大きめの広場があります。テンションの上がった犬が走っている光景を見かけたりします。下の写真が青水門付近にある大きな広場です。ここで遊んでいる大型犬も見かけました。空いているので犬と遊ぶには穴場なのかもしれません。
青水門の前にある大きな広場。
青水門側から広場を撮影。
青水門は荒川と隅田川を仕切る水門となります。RC造で10m幅のゲート3門で構成されています。近くにはヘリポートが設置されています。ドクターヘリ、消防ヘリ、防災ヘリなどが緊急時に救援要員や物資の搬送をすることを目的としているそうです。
赤水門から撮影。正面に見えるのが青水門。
青水門裏側。
青水門付近にはヘリポートもあります。
〈荒川之下流三十景 その二十一 「岩淵の景」〉
青水門から少し離れていますが、グーグルマップに“荒川之下流三十景 その二十一、 「岩淵の景」”と出てくるので行ってみました。犬と散歩で行くには遠いのでカートに乗せてあげていくのが良いと思います。岩淵の景を案内する看板のある方を背に隅田川方面を見ると、夕刻は夕日が綺麗に見えます。
岩淵の景を案内する看板。
新東京都民ゴルフ場。
荒川側
青水門方向。
夕日が綺麗に見えます。
隅田川側
荒川桜堤緑地周辺
荒川岩淵関緑地付近同様、桜が楽しめるエリアです。荒川桜堤緑地には約100本の桜が植えられています。また、芝桜が土手の斜面に植えられています。芝桜が咲き誇ると「KITA CITY」の文字が浮かび上がります。京浜東北線や高崎線・宇都宮線に乗っていると、荒川の橋を渡る時、この文字が綺麗に見えます。
ソメイヨシノの並木道(冬)。
ソメイヨシノの並木道(春)。
荒川桜堤緑地 後ろに見えるのが桜草。
うちのキャバリアの後ろに白くKの字が見えます。
ソメイヨシノと桜草のコラボレーション。
荒川桜堤緑地を荒川の反対岸から撮影。
荒川赤羽緑地・新荒川大橋緑地付近
野球場のあるエリアです。鉄道の橋付近の土手で柴犬が楽しそうに走っていました。
子どもの水辺付近
子どもの水辺は、子どもが荒川の自然にふれあい、学習する場として整備・維持されていて、大池や小池、菖蒲田などがあります。道が細いので犬の散歩には向いていないような気がする場所ですが、自然を楽しむのには良いと思います。
自然観察区域内にある『小池』。
小池で鳥が羽を休めていました。
自然観察区域にある『大池』。
2023年12月中旬撮影。
2024年6月上旬撮影
菖蒲田。5月下旬~6月中旬までハナショウブの花が咲きます。
荒川知水資料館(amoa)
荒川を知ることのできる資料館があります。館内では鳥の模型や大きな水槽で東京都北区にいる魚類の観察ができます。また、荒川岩淵関緑地駐車場に行く際の目印にもなります。
荒川知水資料館は新志茂橋近くにあります。
正面口。荒川に住む魚を飼育・展示しています。また、荒川に関する資料も展示されています。
荒川に生息する生き物
荒川には以下の生き物がいます。散歩している時に見られるかもしれません。うちのキャバリアと散歩している時には、荒川岩淵関緑地付近でゆりかめもが飛んでいるのを見ました。また、上に掲載した子どもの水辺周辺の小池で羽を休めている鳥は、おそらくアオサギではないかと思われます。
コムラサキ/クワカミキリ/クロベンケイガニ/キタテハ/アオサギ/ヒドリガモ/トノサマバッタ等
桜とゆりかもめ。ゆりかもめは、ギャーギャーと鳴きます。
岩淵橋で撮影。
駐車場
荒川緑地一帯には荒川岩淵関緑地駐車場と荒川赤羽緑地駐車場があります。どちらの駐車場も土日祝(12月29日~1月3日を除く)のみ営業しています。
荒川岩淵関緑地駐車場
荒川赤羽緑地駐車場
〈荒川岩淵関緑地駐車場〉
駐車台数:普通車35台、身障者3台
料金:普通車 1回 500円
利用可能日:土日祝(12月29日から1月3日を除く)
利用時間:
4月~9月 5:45~18:15
10月~3月 6:45~17:15
JR赤羽駅から徒歩約20分。南北線・埼玉高速鉄道 赤羽岩淵駅から徒歩約15分
環八通り 赤羽より自動車で約10分。環七通り 宮堀より自動車で約5分
環八通りから 自動車のルート
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
①環八通りの赤羽交差点を右折し左レーンを走る。
②ピンクのビルの手前の道を左折。
③突き当りを左(突き当りの前に八雲神社があります)。
④新志茂橋を渡るため、一つ目の信号のすぐ近くの側道を上がる。
⑤新志茂橋を渡る。
⑥突き当りを左(左手に荒川知水資料館があります)。
⑦駐車場の受付。
⑧身障者用の駐車場もあります(3台)。
〈荒川赤羽緑地駐車場〉
駐車台数:普通車198台、大型車駐車可
※大型は定員11人以上か車両総重量8トン以上か最大積載量が5トン以上
料金:普通車 1回 500円 大型車 1回 2,000円
利用可能日:土日祝(12月29日から1月3日を除く)
利用時間:
4月~9月 5:45~18:15
10月~3月 6:45~17:15
環八通りから 自動車ルート
①
②
③
④
⑤
①環八通りの赤羽交差点を右折し左レーンを走る。
②新荒川大橋へ直進(左前に岩淵交番があります)。
③一つ目の川(新河岸川)を渡ったらすぐ左手に曲がる
④直進。
⑤右、下り坂を下がる。そして、そのまま直進。
荒川岩淵関緑地 近隣の駐車場
上記の駐車場は、土日祝のみの営業ですので、以下に近隣の駐車場を記載いたします。
〈三井のリパーク 志茂5丁目駐車場〉
〈三井のリパーク 志茂5丁目第2駐車場〉
近場のおすすめスポット
〈荒川運動公園ドッグラン〉
近くに無料のドッグランもありますので、そちらに立ち寄るのもおすすめです(自動車で最寄りの駐車場まで10分ほどの場所)。
荒川運動公園ドッグラン