着工から2か月半。中間立ち会いを行いました。
今回、建設を依頼しているオープンハウス・ディベロップメントより事前に連絡が入り、中間立ち会いの日程を設定しました。担当している現場監督の都合なのかもしれませんが「日曜日を外して」とのことだったので平日に中間立ち会いを行うこととなりました。
中間立ち会いの際には、現場監督に手土産を持って行った方が良いとネットに記載がありましたので、百貨店の洋菓子売場で購入した手土産を用意していきました(話は逸れますが、洋菓子で手土産と言えば、“ヨックモックのシガールの入った詰め合わせ”“ニューヨークグラマシーのチーズケーキ”、もしくはウエストあたりが良いと思います。)。
現地に到着すると大工さんが作業をされていて、まだ現場監督は来ていませんでした。ですので、大工さんに先にご挨拶。大工さんにはお会いする都度、ペットボトルのお茶を差し入れしていたので「どうも」という感じでご挨拶。しばらくしてから現場監督の方がいらしたので手土産をお渡ししました。
現場監督からヘルメットを借り、中間立ち会いスタートです。
ちなみに中間立ち会いの際には、はしごで各階を移動するのでパンツで臨むことをお勧めします。また家の中に釘が落ちていることや壁から釘が飛び出しているということはありませんでしたが、念のため長袖で行かれると安心かもしれません。
ファサード
ファサードはドアが設置されている状態です。また、壁にはタイベックⓇが貼り付けられています。今後このタイベックⓇの上に壁が貼り付けられていきます。(タイベック®はアメリカのデュポン社が開発した高密度ポリエチレン不織布です。透湿・防水性能を持っている建築資材です。)
タイベックⓇと土台のコンクリートの間には、上から流れてきた水を外側に垂らすように金属が設置されています。一部角の金属が浮いていましたが、現場監督に確認したところ、下で画像に載せているくらい金属が浮いているのは問題ないとのことでした。
駐車場部分は木材等の置き場となっています。
1階
玄関からは外履きで入っても良いし、スリッパに履き替えてから入っても良いとのことでした。今回は外履きのままで家に上がることにしました。玄関を背に部屋の中の方を見ると、まだ作業中ということを感じさせる雰囲気で、かなり雑然としていました。フローリングが部屋に貼られていて、廊下には張られていなかったので床に若干の段差がありました。ただつまづいてしまうということはありませんでした。
玄関。 玄関を背にした部屋の方向。 玄関横の窓。
柱の下部が赤くなっています。これはシロアリ対策とのことです。地面から1メートルほどシロアリ対策の薬を塗るとのことです。
庭には砕石が敷かれる予定ですが、まだ土のままです。立水栓もつける予定ですが、庭はまだ完成図が予想できない感じです。庭へ出る窓から上を見上げると2階のバルコニーの底が見えます。まだ中がむき出しの状態です。
照明が付く場所には、天井から配線が飛び出しています(黄色い線)。また、それ以外にもコンセントの配線や温水・冷水の配管といった管が分かりやすく配置されています。
電気のトラブルがあった時に天井裏を確認するための突入口が作られています。
おや、釘が出ているぞ、と気づきました。現場監督に話を聞いたところ、長い釘を使っているので木材から釘が飛び出るのは、よくあることだそうです。家の強度には問題ないとのことでした。
トイレは1階と3階に配置されます。下写真は1階のトイレです。トイレの床板も養生の下に既に貼られています。
階段下のトイレです。 上下水の配管。 床板が既に貼られています。
1階を見終わったら、はしごを使って2階へ向かいます。はしごは体感で70~80°くらいに感じられ、昇り降りの時には少し揺れます(後ほど2~3階の移動用のはしごの写真を掲載いたします)。
2階
2階も1階同様、まだまだ作業中といった感じです。2階はキッチン・ダイニング・リビング・バスルーム・ラウンドリーが配置されます。
家のおしゃれスポットとして天窓をつけてもらっています。そして、屋根の斜めになった部分を間接照明で明るくできるようにします。天窓は、雨漏りしたり掃除が大変だったり、冷暖房の効果が低下したりというデメリットがあるとのことです。とはいえ、何となくおしゃれだし、夜空を家の中から見上げたりできると思って、天窓をつけてもらうよう注文しました。中間立ち会いの時の印象は、なかなか部屋が明るくなりそうだ、ということです。
天窓の下には地窓もつけてもらいます。ペットのぺこちゃん(キャバリア)が日向ぼっこ出来るようにつけてもらいました。日向ぼっこするかどうかは分かりませんが(笑)
今回の注文では地震を押さえる制震システムGVA[ジーバ]を入れてもらうことにしていました。忘れた頃に、そして結構な頻度で地震は来ますので、備えあれば患いなしということで購入を決定しました。
制震とは、建物内部に設置した機材によって地震の力を減衰させたり増幅を防いだりして建物の振動を低減させることを言います。
GVAは、下の写真のようなダイヤモンド型の制震材を組み込んだ制震装置を建物の各所に設置するものとなります。制震装置の土台や梁との接合部分(制震ダンバー部分)で制震材が揺れを受け、摩擦によってエネルギーを消費していきます。制震ダンパー、フレーム形状、設置のバランスなどシステム全体で地震のエネルギーを吸収する効果を建物に与えるものとなるそうです。
1階部分についているGVAの写真をご覧になりたい場合は、以下ボタン並びにURLから移動ください。
【GVA ホームページ】
制震システムGVA[ジーバ]とは
ちなみにGVAの右上の木部に大きく欠けている箇所があります。この部分が気になり、現場監督にそのことを話しました。「黒いコードを壁から通すときに木が欠けてしまったのではないか」とのことでした。ただ、大きく欠けているので木材を変える対応をしてくれるとのことになりました。後日、木材を代えていただいた写真データが送られてきました。中間立ち会いの際に話しをすると、このように対応してくれるところもあります。長く住むことにもなりますし、気になったら現場監督と話しをすることが大切だと思います。
中間立ち会い時 後日
天井からの電気配線には、どこの電気なのか分かるように名前が入っています。例えば、リビングシーリングやダイニングシーリングと記載があります。配線も長くなるので建設工事中に間違えないような工夫なのでしょう。
『リビングシーリング』とコードに記載されているのが分かります。
リビング側のバルコニー。
バルコニーには全てスカイプロムナードを入れてもらうように発注しました。スカイプロムナードは、防水効果があるもので木造住宅が長持ちするには必要だと思ったからです。
排水口。 バルコニーの窓のシャッター。
2階ラウンドリー側のバルコニー。天井から物干し竿を吊り下げる形で発注をしました。そのために天井に補強のための板が四角形に貼られています。
キッチンの上は天井が低くなっています。ワザと低くしてダイニングとキッチンの区別をつけるようにしました。しかし実情は、3階のトイレの配管の関係からキッチンの天井を低くしなければならなかったのです。図面作成の際に提案していただいて、デメリットをメリットに変えていただきました。
キッチン。 キッチンは天井が低いです。 3階のトイレの配管。 キッチンの通気口。 水道の配管。
バスルーム。ぱっと見、狭そうです。
洗濯機置き場。水道とコンセントが設置されています。
以下、梁等の補強やコンセント・スイッチの写真です。
2階はここまでです。1階から2階に異動するはしごも急でしたが、2階から3階に移動するはしごも急です。
3階
3階にはベッドルームと書斎が来ます。
3階の天井にも照明の配線が設置されています。
ベッドルーム側の天井。 書斎側の天井。
3階バルコニーから屋根等を撮影。3階のバルコニーにはシンクもつけてもらいました。
天窓の上には鳥の止まる場所はないのですが、飛びながら糞をされたらショックです。
2階ラウンドリー側バルコニーの屋根。 奥に見えるのが2階の天窓。 3階バルコニーのシンク設置予定場所。
下の写真は、現場監督に階段のところに犬が落ちない柵をつけたいと話したところ、中間立ち会い後に木材を追加していただいた状況の写真です。
今回、中間立ち会いでは現場監督の方に2時間ほど時間を使っていただきました。色々と質問をすると丁寧に答えていただいたので勉強にもなりました。また、こちらが話した内容も可能な範囲で対応もしていただけました。担当者によるのかもしれませんが、中間立ち会いは色々とコミュニケーションを取りながら進めるのが良いと思いました。