キャバリアのお留守番について

キャバリアは甘えん坊で寂しがりやな性格なので、長時間のお留守番により強いストレスを感じてしまうことがあります。理想としてはずっと一緒にいてあげることなのでしょうけれど、仕事や用事で愛犬にお留守番をしてもらわなければならないことは日常的にあることと思います。特に一人暮らしの方は、愛犬に長時間のお留守番をしてもらう必要が出てくるでしょう。以下、キャバリアにお留守番してもらうにあたって飼い主としてどうしていくのが良いかを記載いたしますので、ご参考にしてみてください。


【目次】

■キャバリアのお留守番の体制を整える

愛犬にお留守番のトレーニングを実施する

お留守番をしてもらう前後に行うこと

お留守番スペースの環境づくり

暑さ対策

寒さ対策

■飼い主さんの時間を創出する

1日の計画を立てる

ITスキルの向上


■キャバリアのお留守番の体制を整える

キャバリアは、穏やかな優しい性格で社交性があります。そのため一人暮らしや子どものいる家庭でも飼育しやすい犬種となります。その一方で、ワンちゃんによっては、飼い主と離れると過剰なストレスを感じ(分離不安)、吠えたり物を壊したりといった問題行動を起こす可能性があります。また、長時間の留守番は、運動量の不足に繋がり、愛犬の不満がたまります。これらを防ぐためには、愛犬へのトレーニングと、留守番中の環境を整えてあげる必要があります。(例えば、うちのキャバリアだと、普段はスンとして近寄ってこなかったりするのですが、ひとりになって寂しくなると、壁をひっかき続けて壁紙をボロボロにします。)

※ワンちゃんによって性格や適応力には個体差があります。愛犬の様子をよく見てあげて、留守番中のストレスを軽減してあげるように、飼い主さんが愛犬の性格や適応力に合わせて創意工夫して、環境を整えてあげることが大切となります。

愛犬にお留守番のトレーニングを実施する

前述のように飼い主と離れることによって過剰なストレスを感じるワンちゃんもいます。長時間のお留守番もできるようにトレーニングをしてあげましょう。

お留守番トレーニングを実施するにあたり、愛犬にひとりになってもらうのですが、いきなり長時間ひとりきりにしてはいけません。キャバリアにお留守番を教える際には、短時間からスタートするのが基本となります。最初は数十秒間だけでもよいので、愛犬がひとりでいる時間を作ってあげます。そして、少しずつひとりの時間を長くしていきます。愛犬の鳴き声が聞こえるとかわいそうになって、すぐに戻りたくなりますが、戻ってはいけません。鳴けば帰ってくると認識して、吠え癖がついてしまう可能性があります。ひとりになる時間が延びていく中で、飼い主が必ず戻ってくるということを愛犬に覚えてもらいましょう。また、愛犬がお留守番を上手にできたら、ほめて安心させてあげましょう。


お留守番をしてもらう前後に行うこと

愛犬にお留守番をしてもらう前には、十分なスキンシップを取ってあげると良いです。そうすることで、愛犬に安心感を与えてあげることができます。また、飼い主さんが毎回出かける前に同じルーティンを行うと、愛犬がひとりになるタイミングを覚えてしまうので避けた方が良いようです。例えば、出かける前に必ず「いってきます」の声かけをする等です。余談ではありますが、うちの愛犬にはお留守番の前に必ずおやつをあげていたのですが、その結果、出かける前に必ずおやつを要求されるようになってしまいました。

お留守番の前後は、短い時間でもよいのでお散歩に行ったり、遊んであげるようにしてあげると良いです。そうすることで愛犬がお留守番で感じるストレスを軽減することができます。

帰宅直後は、飼い主さんに愛犬がテンション高く駆け寄ってくると思います。そんな時は、愛犬が暴れてケガをしないように(例えばフローリングで走って滑って転ぶ)、飼い主さんは落ち着いて状況を見ながら、スキンシップをとって可愛がってあげましょう。


お留守番スペースの環境づくり

愛犬が留守番中に快適な時間を過ごせるよう、静かで安心できるスペースをつくってあげることが大切です。

後述もいたしますが、キャバリアは暑さ寒さに弱いので、室温を一定に保つようにします。一方でエアコンの風が直接当たるような場所でしか留守番できないようにしてしまうと、愛犬が体調を崩してしまう可能性がありますので、注意が必要です。ケージの配置を工夫する等してあげましょう。

また、留守番中に暇だと、ストレスを感じてしまうこともあります。愛犬のお気に入りのおもちゃや知育ゲームを用意し、遊べるようにしてあげます。

一方で、小さなものがお留守番をするスペースにあると誤飲してしまう可能性があるので、隠しておくようにします。あわせて、感電の危険のある電気ケーブルや、ワンちゃんにとって毒物となる食べ物も隠しておくようにしましょう。

臆病な性格のワンちゃんの場合、外が見える環境だと警戒心を煽ってしまい、落ち着いて留守番できないことがあるようです。その場合はカーテンを閉める等の工夫を行う必要があります。

愛犬が留守番している部屋に、留守番カメラを設置することをお勧めします。外出先から愛犬の様子を見られるだけでなく、室内の温度を確認できる留守番カメラもあります。また、愛犬が問題行動を起こしているのを見たら、マイクを使用して、愛犬に声かけをすることもできます。


暑さ対策

キャバリアは、被毛がダブルコートのため暑さに弱いです。また、短頭種のため呼気で熱を逃がすことが苦手で熱中症になりやすい犬種です。夏場は、室内でも熱中症にかかる可能性があります。クーラーを1日中つけてあげて、室温を一定に保ってあげましょう。その際、目安となる室温は23~25℃、そして、理想的な湿度は40~60%です。水分もとれるようにしてあげます。また、ひんやりする犬用マットを用意してあげる等、暑さ対策グッズを使用することもおすすめです。ケーキ購入時等でもらった保冷剤は捨てずにとっておき、ある程度数がたまったら、保冷剤の中身をペットボトルに移し、1本の大きな保冷剤を作り、それをタオルでくるむなどしてワンちゃんの近くにおいてあげるのも良いと思います。


寒さ対策

キャバリアは、被毛がダブルコートなので、暑さには弱いけれども寒さには強いのではないかと思うかもしれません。しかしながら、キャバリアは寒さにも弱い犬種となります。キャバリアのような小型犬は、大型犬より身体が小さいため体熱の保温機能が低く、寒さへの耐性が弱い傾向にあるためです。また、室内で飼育していることから、寒さへの耐性が低下しているということもあります。

キャバリアが寒い時には、身体を小刻みにブルブルと震わせます。また、寒いと散歩に行きたがりません。うちのキャバリアも、寒さからかなのか、散歩に出ても、すぐに家に走って帰っていきます。身体を丸めたり、朝寝坊になったり、水を飲む量が減ったりするときも、寒いときの特徴です。

留守番中、愛犬が快適に過ごせるように、防寒対策をおこないましょう。エアコンをつけてあげるとともに、愛犬が自分で身体を温めることができるよう、犬用ベッドや毛布を用意してあげると良いです。うちのキャバリアもお留守番中に寒いと自分で毛布の中に潜り込んでいたりします。

あわせて、部屋が乾燥しないように工夫してあげることも大切です。乾燥は、皮膚トラブルや呼吸器系の病気の原因になる可能性があります。自然気化式加湿器(電気を使わない置くだけの加湿器)は、部屋全体を加湿することはできないものの、ワンちゃんのお留守番中でも比較的安心して使用できると思います。

若年層や高齢のキャバリアは、体温調整能力が低いので、暑さ寒さに敏感です。愛犬の様子をよく見てあげて、日々の天候を考慮しながら、対応を変えてあげることも必要だと思います。


■飼い主さんの時間を創出する

飼い主として、なるべく愛犬と長く一緒にいてあげたいものの、仕事等でどうしてもお留守番してもらわなければならないことも多々あります。

帰りが遅くなってしまったとき、ペットカメラから愛犬が寂しそうな表情をしているのを見てしまうと、いてもたってもいられなくなります。少しでも長い時間を愛犬と一緒に過ごしてあげるために、時間を有効に活用する方法等を以下に記載しますのでご参照ください。


1日の計画をたてる

行動計画を立てることは、自分の時間を創出するうえで大切なこととなります。ToDoリストで、すべきことを書き出していくということも効果的ではあると思います。しかしながら、ToDoリストだと、やるべきことがどんどんと増えていき、未消化のやるべきこと項目が処理しきれないほど増えてしまうということもよくあります。そういったことを避けるためにも、タイムボクシング(時間割)を作ることをお勧めします。タイムボクシングを使って週40時間働くと、何も考えずに週60時間以上仕事をしたのと同じ生産性があるとも言われています。タイムボクシングは、①タスクをすべて書き出す、②1日の重要タスクを絞り込む、③1日のスケジュールに最重要タスクを先に割り振る、④実行、⑤1日を振り返り、行動の改善・改良を繰り返す、というものになります。残業が多い等により、愛犬との時間がなかなか取れない方は、ぜひタイムボクシングを取り入れてみてください。

また、長時間続けて作業するよりも、短い休憩を挟んだ方が集中力と生産性は上がります。1時間に1回程度の休憩を取り、ストレッチ等で体を動かすとよいです。

昨今、マルチタスクという仕事の進め方も話題になることがありますが、こちらも注意が必要です。マルチタスクは注意力が散漫となり生産性が落ちると言われています。状況が許さない場合も多々ありますが、仕事をシングルタスクで一つずつ完遂していく方が、生産性向上・時間創出につながります。

生産性を上げ時間を創出していくためには、「どうすれば簡単にできるだろう」と考え続けることが大切です。左記もご参考にしていただき、飼い主さんが愛犬と一緒にいる時間をつくれるようになれば嬉しい限りです。


ITスキルの向上

仕事をする上でパソコンを使用するシーンは数多くあると思います。ブラインドタッチにより入力速度を上げたり、アプリケーションの知識を高める(例:Excelの数式やマクロを覚える)ことで、作業時間の短縮と生産性の向上に繋がります。

パソコンのショートカットを覚えることもお勧めです。一つ一つの時短効果はわずかなものの、身体に覚えさせ自然に指が動くようにしておけば、塵積って山となるで時間の創出につながります。例えばWIndowsであれば「ウインドウズマーク → x → u → u」と入力すれば素早くパソコンをシャットダウンできます。ExcelやWordのショートカットを以下に記載しておきますので、ご参考にしていただければと思います。

Ctrl + cコピーCtrl + f文字列を検索
Ctrl + v貼り付けCtrl + h文字列を置換
Ctrl + x切り取りCtrl + d上のセルをコピー
Ctrl + z元に戻すCtrl + Shift + lフィルターをかける
Ctrl + yやり直すCtrl + Alt + v形式を選択して貼り付け
Ctrl +a全選択Ctrl + Shift + :表全体を選択
F2セルを編集Ctrl + Shift + +行列を追加
F4絶対参照・相対参照Ctrl + Shift + 矢印矢印の方向へ全選択
F7全角カタカナに変換Ctrl +Shift + ^標準の表示形式に設定する
F12名前を付けて保存Alt → h → h セルの色を変更
Excel ショートカット一例

多くのデータを扱う場合、フィルターをかける「Ctrl + Shift + l」は便利です。また、VLOOKUPをよく使用される方は、「Ctrl + Shift + +」で列を追加した後、「Ctrl +Shift + ^」で標準の表示形式に設定するショートカットを利用すると便利です。

Ctrl + cコピーCtrl + b太字にする
Ctrl + v貼り付けCtrl +l (r)左揃え(右揃え)
Ctrl + x切り取りCtrl + [ ( ] )フォントサイズを大きく(小さく)する
Ctrl + z元に戻すCtrl + fテキストを検索
Ctrl + yやり直すCtrl + hテキストを置換
Ctrl +a全選択Ctrl + p印刷プレビュー表示
F12名前を付けて保存Ctrl + n新規文書を開く
Word ショートカット一例

Wordについて、上記のショートカットはよく使用しています。テキストを検索・テキストを置換するショートカットは、個人的にExcelの方で多用しています。置換は一括で記入内容を変換できるので初めて知ったときは非常に便利さを感じました。

ITの発展は加速度的に進んでいますので、上記以外についても最新のものをどんどんと使いこなしていくことが、自身の時間創出・生産性の向上につながると感じています。

キャバリア ミックス犬

ミックス犬とは

ミックス犬とは、違う種類の純血種同士の両親から生まれた犬のことをいいます。

※純血種:同じ犬種から生まれた、血統書がついた犬種のこと

※ミックス犬は、ハーフ犬、ハイブリッド犬、F1、デザイナードッグとも呼ばれています。

違う犬種の両親から生まれた犬のことを雑種犬とも呼びますが、雑種犬とミックス犬に大きな違いはありません。ただ、人気の犬種を意図的に交配させたことによって生まれてきた犬をミックス犬、意図せず違う犬種が交配して生まれてきた犬のことを雑種犬と呼ぶことがあります。

ミックス犬は純血種ではないため、その金額が高額であろうと、正式な犬種と認められておりませんので、血統書の発行はされません。ただし、家で普通に飼う分には、血統書がなくても何も問題はありません。

ミックス犬のデメリットとして、飼い方等の情報が少ないということが挙げられます。ミックス犬の個性は、母犬・父犬のどちらのDNAが色濃く出るかによって、様々です。両親どちらの犬種に似るかは成長してみないと分かりません。また、犬種によってかかりやすい疾患がありますが、ミックス犬の場合、母犬・父犬それぞれのなりやすい疾患を両方受け継いでしまうこともあります。

ミックス犬はかけあわせの種類が多いため、データの蓄積がされておらず、参照すべきエビデンスも少なくなります。それに伴い、一緒に生活する中で、頼れる情報がなくて困ってしまうこともあると思われます。ミックス犬の母犬・父犬それぞれの犬種特有の性格や特徴を押さえておけば、飼育のコツやかかりやすい病気をある程度把握することに繋がり、一緒に生活していく中での助けとなるでしょう。


キャバリア ミックス犬の種類

キャバリアと他犬種とのミックス犬は、両親の名前をとって、以下のように呼ばれています。

キャバション ・キャバチーズ ・キャバチワ ・キャバプー ・キャバシーズー ・ポメキャバ ・キャバグル ・キャバックス ・キャバヨン ・キャバッツ ・ペキキャバ

前述のように、ミックス犬を飼育する際には、両親のそれぞれの特徴を把握しておく事が一緒に生活する上での助けとなります。以下にキャバリアともう片方の親の特徴を記載しておりますので、ご参考にしてみてください。


■キャバション

キャバリアとビションフリーゼのミックス犬

キャバションの外見的な特徴として、ふわふわした被毛と大きな丸い目で垂れ耳を持っているということが挙げられます。キャバリアの穏やかさや優しさ、ビションフリーゼ の陽気で素直な性格を引き継げば、初めて犬を飼う人でもお世話がしやすい犬となります。キャバリア・ビションフリーゼ ともに被毛がダブルコートとなりますが、ビションフリーゼ は抜け毛が少ないので、ビションフリーゼ に似ればキャバリアほど抜け毛は多くならないでしょう。日頃の生活の中で、適度な運動と、被毛がからまりやすいので時々ブラッシングをしてあげると良いようです。なお、日本ではキャバション は珍しい犬ですが、アメリカではポピュラーなミックス犬なようです。

キャバリアビションフリーゼ
体高31〜33cm25〜29cm
体重5〜8kg5kg程度
平均寿命9〜14歳12〜15歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い陽気で明るい・フレンドリー・素直・甘えん坊
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他白内障・尿路結石症・外耳炎・急性湿潤性湿疹(ホットスポット)・膝蓋骨脱臼(パテラ) 他

■キャバチーズ(マルキャバ)

キャバリアとマルチーズのミックス犬

キャバチーズの外見的な特徴として、短めのマズルとつぶらな瞳、シルキーな被毛が挙げられます。毛がからまりやすいので、ブラッシングをしてあげましょう。抜け毛については、比較的少ないと言われています。キャバリア・マルチーズそれぞれの性格を引き継げば、飼い主や家族への愛情が深く、いつもそばにいたがるタイプになります。

キャバリアマルチーズ
体高31〜33cm22〜25cm
体重5〜8kg3〜4kg
平均寿命9〜14歳12〜15歳
被毛ダブルコートシングルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い陽気で明るい・活発・遊び好き・甘えん坊
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他僧帽弁閉鎖不全症・膝蓋骨脱臼(パテラ)・流涙症・外耳炎 他

■キャバチワ(チワキャバ・キャバチー・チワリア)

キャバリアとチワワのミックス犬

キャバチワの外見的な特徴として、丸い大きな瞳を持っていることが挙げられます。毛質は短毛から長毛まで様々です。体格は、傾向としてキャバリアの純血種よりも小さくなります(チワワよりも少し大きめ)。性格は、チワワの特徴である警戒心と活発さを持つこともあります。激しい運動は必要ありませんが、適度な運動をさせてあげることは求められます。

キャバリアチワワ
体高31〜33cm18cm前後
体重5〜8kg1.5〜3kg
平均寿命9〜14歳14歳程度
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い動きが機敏・活発・勇敢で負けん気が強い・警戒心が強い
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他僧帽弁閉鎖不全症・膝蓋骨脱臼(パテラ)・気管虚脱・水頭症・泉門開存 他

■キャバプー(プーキャバ)

キャバリアとトイプードルのミックス犬

キャバプー の外見的な特徴として、大きな瞳と飾り毛をまとった垂れ耳が挙げられます。顔の雰囲気はマズルの短いキャバリア 寄りになる傾向が強いです。被毛は、トイプードル寄りのモコモコとしたワンちゃんが多く、抜け毛は少なめの傾向です。体格については、キャバリア寄りになることが多いようで、小型犬としては比較的大きめのサイズになります。キャバプー は、人懐っこく社交的、穏やかで愛情深い性格をしているため、躾がしやすく人気です。キャバリアもトイプードルも吠えにくい犬種のため、キャバプー も無駄吠えが少ないと言われています。トイプードルは全犬種の中で2番目に賢いと言われる頭脳を持っていますので、その点も飼いやすさに繋がっていると言えるでしょう。飼育にあたって過度な運動は不要ですが、適度な運動は必要です。なおキャバプー は、アメリカで、セラピードッグ(身体や心に病気を持つ人々、障害を持つ人々に寄り添う犬のこと)として活躍することを目的に生み出された犬で、欧米では日本と同じように「Cavapoo」と名付けられるほどメジャーなミックス犬となっています。

キャバリアトイプードル
体高31〜33cm23〜28cm
体重5〜8kg3kg前後
平均寿命9〜14歳12〜15歳
被毛ダブルコートシングルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い明るく活発・温厚で友好的・聡明
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他クッシング症候群・膝蓋骨脱臼(パテラ)・骨折・外耳炎・流涙症・白内障 他

■キャバシーズー(キャバシーズ)

キャバリアとシーズーのミックス犬

キャバシーズーの外見的な特徴としては、大きな瞳と垂れ耳が一般的で、体型は丸みを帯びています。被毛は、ふわふわで柔らかく、そのカラーはシーズーの特徴を受け継ぐことが多いようです。被毛は絡まりやすいので、週に数回のブラッシングが推奨されます。性格は、人懐っこく甘え上手になる傾向にあるようです。

キャバリアシーズー
体高31〜33cm20〜28cm
体重5〜8kg4〜7kg
平均寿命9〜14歳13〜15歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い明るく穏やか・遊び好きで活発・友好的・頑固
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他僧帽弁閉鎖不全症・気管虚脱・角膜症・緑内障・外耳炎 他

■ポメキャバ

キャバリアとポメラニアンのミックス犬

ポメキャバの外見的な特徴として、キャバリアのやや丸みを帯びた体型と、ポメラニアンのコンパクトな姿が融合した体型をしています。耳は、個体によって異なり、キャバリアの垂れ耳がを受け継ぐこともあれば、ポメラニアンの立ち耳を受け継ぐこともあります。被毛は、ポメラニアン のふわふわした毛質とキャバリア の滑らかな被毛が混ざった中毛〜長毛になります。毛量が多い場合があるため、週に数回のブラッシングが推奨されます。

キャバリアポメラニアン
体高31〜33cm18〜22cm
体重5〜8kg1.8〜2.3kg
平均寿命9〜14歳12〜16歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い活発で遊び好き・好奇心旺盛・自己主張や警戒心が強い
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他膝蓋骨脱臼(パテラ)・気管虚脱・乳歯遺残・脱毛症(アロペシアX) 他

■キャバグル

キャバリアとビーグルのミックス犬

キャバグルの外見的な特徴として、垂れ耳と大きな瞳を持っていることと、四肢がしっかりしていることが挙げられます。ビーグルのエネルギッシュな性格を引き継ぐことが多いようで、毎日、散歩をしたり遊んであげたりすることが推奨されます。なお、キャバグルは、映画『僕のワンダフル・ジャーニー』のモリー役として登場しています。

キャバリアビーグル
体高31〜33cm33〜38cm
体重5〜8kg7〜12kg
平均寿命9〜14歳12〜15歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い明るく朗らか・エネルギッシュ・協調性、社会性がある・探究心が強い・寂しがりや
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他椎間板ヘルニア・クッシング症候群・糖尿病・白内障・外耳炎 他

■キャバックス

キャバリアとダックスフンドのミックス犬

キャバックスは、垂れ耳で、キャバリアのふわふわした耳の質感を受け継ぐことが多いようです。体型は、胴が少し長めで、曲線的なフォルムをしていることが多いようです。ダックスフンドの狩猟犬としての性質を受け継いだ場合、適度な運動が必要となります。

キャバリアミニチュアダックスフンド
体高(胸囲)体高:31〜33cm胸囲:30〜35kg
体重5〜8kg5kg以下
平均寿命9〜14歳13〜16歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い友好的で落ち着きがある・明るく遊び好き・賢くて用心深い
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他椎間板ヘルニア・クッシング症候群・白内障・歯周病・膀胱結石 他

■キャバヨン

キャバリアとパピヨンのミックス犬

キャバヨンの外見的な特徴として、ふわふわとした耳や長い被毛を持つことが多いということが挙げられます。知的でトレーニングしやすく、家族に対して愛情深いため、初心者にも飼いやすいワンちゃんとなります。

キャバリアパピヨン
体高31〜33cm28cm以下
体重5〜8kg2〜4kg
平均寿命9〜14歳12〜15歳くらい
被毛ダブルコートシングルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い明るく活発・遊び好き・好奇心旺盛・賢く状況判断が得意
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他膝蓋骨脱臼(パテラ)・進行性網膜委縮症(PRA)・膀胱結石・腎不全 他

■キャバッツ

キャバリアとスピッツのミックス犬

キャバッツは、耳は垂れ耳、またはやや立ち耳の形、毛色はスピッツの白い被毛が優勢となる場合が多くなります。キャバリア由来の人懐っこさがあったり、スピッツ由来のエネルギッシュな性格をしていたりします。

キャバリアスピッツ(日本スピッツ)
体高31〜33cm30〜38cm
体重5〜8kg9〜11kg
平均寿命9〜14歳12〜14歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い以前はムダ吠えが多かったが、近年では温和で人懐っこく、好奇心旺盛になってきている。
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他膝蓋骨脱臼(パテラ)・血友病・落葉状天疱瘡・流涙症・気管虚脱 他

■ペキキャバ

キャバリアとペキニーズのミックス犬

ペキキャバは目が大きく、被毛はペキニーズのふわふわした長毛とキャバリアの滑らかな毛質がミックスされることが多くなります。キャバリアの明るく人懐っこい性格が強く出ることが多いですが、ペキニーズの頑固さを受け継いだ場合は、根気よくしつけなければならない可能性も出てきます。ペキニーズ由来の鼻腔の短さが受け継がれた場合は、暑さに弱くなるので夏場の熱中症には注意してあげる必要があります。

キャバリアペキニーズ
体高31〜33cm15〜23cm
体重5〜8kg3〜6kg以下
平均寿命9〜14歳12〜15歳
被毛ダブルコートダブルコート
性格優しい・穏やか・友好的・協調性高い落ち着いている・聡明・マイペース・自立心旺盛・誇り高く頑固
かかりやすい病気僧帽弁閉鎖不全症・脊髄空洞症・短頭種気道症候群・乾性角結膜炎・外耳炎 他僧帽弁閉鎖不全症・短頭種軌道症候群・気管虚脱・鼻腔狭窄 他

キャバリアに見た目が似た犬種

こちらでは、キャバリアに見た目が似ている犬種と、キャバリアと同じスパニエル系の犬種を記載しています。見た目が似ている犬種だとしても、性格等の特徴は異なります。ご参考ください。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(ブレンハイム)
キャバリアの特徴はこちらを参照ください

-目次-

 コーイケルホンディエ

 ビーグル

 ジャックラッセルテリア

スパニエル系

 キング・チャールズ・スパニエル(イングリッシュトイスパニエル

 イングリッシュ・コッカー・スパニエル

 アメリカン・コッカー・スパニエル

 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

 パピヨン


コーイケルホンディエ

コーイケルホンディエキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国オランダイギリス
サイズ小・中型犬小型犬
体高35~42cm31~33cm
体重9~11Kg5~8Kg
寿命12~14歳9~14歳

野球選手の大谷翔平選手が飼っているということで一躍有名になったコーイケルホンディエ。キャバリアのブレンハイムに見た目が似ています。違いとしては、キャバリアより身体が少し大きめであり、また、マズルも長くなっています。キャバリアと同様、ダブルコートなので、抜け毛は多めとなります。性格は温厚で友好的なので、社交性の高いキャバリアとその点似ています。一方、見知らぬ人や犬に対して用心深いという点がキャバリアと異なります。高い運動能力とスタミナがあるので、必要な運動量が多くなることもキャバリアとの違いと言えます。第二次世界大戦後、頭数が25頭まで減ってしまったという経緯もあり、入手が難しい希少な犬種です。左記の経緯もあり、近親交配が原因の遺伝子疾患を持っていることもあります。


ビーグル

ビーグルキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国イギリスイギリス
サイズ中型犬小型犬
体高33~38cm31~33cm
体重7~12Kg5~8Kg
寿命12~15歳9~14歳

ビーグルはアメリカの漫画『ピーナッツ』のスヌーピーのモデルになった犬です。大きな垂れ耳を持つということと、毛色がキャバリアのブレンハイムに似ていることからチョイスしました。食欲旺盛なわんちゃんも多く、その点がキャバリアと似ています(キャバリアと同じで太りやすい体質でもあります)。協調性は高いですが、キャバリアと異なりエネルギッシュでたくさんの運動量が必要です。また、探求心が強く興味があることに夢中になってしまうところがあります。散歩のときは飼い主さんがペースをコントロールしてあげることが必要です。ビーグルは、ひとりで過ごすのも苦手な犬種なので、飼い主さんがたくさんコミュニケーションをとってあげたいところです。


ジャックラッセルテリア

ジャックラッセルテリアキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国イギリスイギリス
サイズ小型犬小型犬
体高25~30cm31~33cm
体重4~6Kg5~8Kg
寿命13~16歳9~14歳

顔の模様と色合いがキャバリアのブレンハイムに似ていると思いチョイスしましたが、かなりキャバリアとは性格が異なる犬種です。ジャックラッセルテリアは、とても元気でパワフル、遊ぶことが大好きな犬種です。小動物を見ると追いかける習性もあるわんぱくものです。子犬の頃からしつけをしておかないと問題行動を起こすこともあるため、しつけがあまり必要ないと言われるキャバリアと異なります。キャバリアと似ている点をあげるとすれば、ジャックラッセルテリアはシングルコートであるものの、抜け毛が多いというところでしょうか。わんちゃんと一緒に活動的に過ごしたい飼い主さんには、ジャックラッセルテリアはお勧めの犬種となります。


スパニエル系

キング・チャールズ・スパニエル(イングリッシュトイスパニエル)

キング・チャールズ・スパニエルキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国イギリスイギリス
サイズ小型犬小型犬
体高26~31cm31~33cm
体重3.6~6.3Kg5~8Kg
寿命10~12歳9~14歳

1800年代イギリスにて狆(ちん)やパグといった鼻ぺちゃな犬と交配されたことにより誕生した犬種がキング・チャールズ・スパニエルです。その後20世紀に、キング・チャールズ・スパニエルが、鼻ぺちゃの影響で呼吸器疾患などの病気にかかりやすいことを受けて誕生した犬種がキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとなります。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの人気に押され、ブリーダーや販売ルートを探すことが難しい犬種となっています。性格は、やや内気で騒々しい環境苦手です。おっとりした気質なので、激しい運動や豊富な運動は必要ありません。鼻ぺちゃの影響で、いびきが大きく熱中症にもなりやすい犬種です。


イングリッシュ・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエルキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国イギリスイギリス
サイズ中型犬小型犬
体高38~41cm31~33cm
体重12.5~14.5Kg5~8Kg
寿命12~15歳9~14歳

まず、コッカー・スパニエル(イングリッシュ・コッカー・スパニエル 後述のアメリカン・コッカー・スパニエル)は、どちらも長い被毛と大きな垂れ耳を持っています。この点キャバリアと共通の特徴を持ちます。一方で華奢な身体つきのキャバリアとことなり、コッカー・スパニエルは筋肉質です。被毛はコッカー・スパニエル、キャバリアともにダブルコートですが、コッカー・スパニエルの方が毛量が多い傾向にあります。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、人懐っこくて明るく陽気な性格をした犬種です。キャバリアと異なり、高い運動能力を持つため非常に多くの運動が必要となります。食いしん坊で太りやすい犬種なので、その点キャバリアと似ています。イングリッシュ・コッカー・スパニエルの毛色は、2色が混じったグラデーションのような独特の模様が入る「ローン」、単色の「ソリッド」、黒・チョコレート色・レッド・セーブル・ブラック&タンなどがあり、カラーバリエーションが4種類のキャバリアと異なり豊富です。主に遺伝性疾患である先天性激怒症候群(突然噛みつくなど攻撃的な行動を見せてしまう病気)を持つわんちゃんがいます。


アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエルキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国アメリカイギリス
サイズ中型犬小型犬
体高35~38cm31~33cm
体重11~13Kg5~8Kg
寿命10~15歳9~14歳

日本でアメコカと略されるアメリカン・コッカー・スパニエルは、コッカー・スパニエルの特徴である長い被毛と大きな垂れ耳を持っています。キャバリアと同様、被毛はダブルコートですが、毛量は多い傾向にあります。また、華奢な身体つきのキャバリアと異なり、コッカー・スパニエルは筋肉質です。

アメリカン・コッカー・スパニエルの性格は、アメリカで「メリー・コッカー(陽気なコッカー)」と呼ばれるほど、明るく、社交的で、楽天的です。また、飼い主のことを理解する賢さも持っています。キャバリア同様、アメリカン・コッカー・スパニエルも食いしん坊なわんちゃんが多く、太りやすい犬種です。毎日1時間程度は散歩してあげることが推奨されます。毛色は4種類のキャバリアと異なり、黒やレッド、チョコレート色、クリーム、トライカラー(黒・白・茶)などバラエティに富んでいます。ひとりの時間が非常に苦手なので、なるべく一緒にいる時間を多くしてあげたい犬種です。

なお、同じコッカー・スパニエルである前述のイングリッシュ・コッカー・スパニエルとの違いは、アメリカン・コッカー・スパニエルの方が頭が丸く、マズルが短いという点があります。


イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国イギリスイギリス
サイズ中型犬小型犬
体高48~51cm31~33cm
体重22~24Kg5~8Kg
寿命12~14歳9~14歳

大きな垂れ耳とウェーブがついた長い被毛に覆われている点がキャバリアと同じイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル。温和で従順な性格をしています。平和的な性格をしているキャバリアとその点が近いように思われます。一方、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは、足が長くて力強く、活動的な犬種です。1日1~2時間以上の散歩や運動をさせてあげることが推奨されています。キャバリアと同様、被毛はダブルコートです。「激怒症候群(レージ・シンドローム)」と呼ばれる、遺伝的な攻撃性を持つわんちゃんもいるので、飼い主さんが子犬を入手する際には慎重に確認することが求められます。


パピヨン

パピヨンキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
原産国フランス・ベルギーイギリス
サイズ小型犬小型犬
体高28cm以下31~33cm
体重2~4Kg程度5~8Kg
寿命12~15歳くらい9~14歳

マリーアントワネットが愛した犬種として知られるパピヨン。パピヨンは好奇心旺盛で、あかるく活発な性格をしています。また賢い犬種ですので飼いやすいです。飼いやすいという点ではキャバリアと同じですが、パピヨンは警戒心が強いという点が異なります。身体能力が高く、散歩は1日2回、各30分が目安となります。食へのこだわりが強く、少食だったり偏食だったりするケースがあります。キャバリアはダブルコートの犬種ですが、パピヨンの被毛はシングルコート・ダブルコートそれぞれいる犬種です。パピヨンというと大きな立ち耳が特徴的ですが、耳が垂れているタイプもいて、こちらも標準として認められています。耳が垂れているタイプはファレーヌと呼ばれています(フランス語で、パピヨンは蝶、ファレーヌは蛾を意味する)。


FUJI DOG 2024 に行ってきました

『FUJI DOG 2024 -CAVALIERS in フジヤマDISCO-』に行ってきました。日時は、2024年11月10日(日)10:00~16:00、場所は富士急ハイランドで開催。普段街では見かけることの少ないキャバリアがたくさん集まるとともに、マルシェやショー・コンテンツもあり、キャバリア好きにとって魅力的なイベントです。

観覧車から会場を撮影。FUJI DOG 2024は第1会場と第2会場がありました。

第1会場

第1会場は、マルシェやステージがありました。たくさんの人とキャバリアでにぎわっていました。

第1会場入り口前で撮影。
マルシェの店舗前は込み合っていましたが、会場のスペースが広くとってあったので、ゆったりと見て回ることができました。
マルシェで購入したキャバリアの人形と撮影。
今回のテーマ「DISCO」に合わせたと思われる派手派手なフォトスポット。

第2会場

第2会場ではフォトスポットやマルシェがありました。また、オフ会も開催されていてにぎわっていました。

撮影スポット。ロンドンバスとサンタさん、電話ボックスと撮影。
ロンドンバスには、「キャバリアどうでしょう」のステッカーが貼ってありました。水曜どうでしょうファンがいるようです。
FUJI DOG主催 INU-CLOSETさんの、ZEN店長 & JENNYちゃんとパシャリ。
寄せ書きコーナーで撮影。寄せ書きも描かせていただきました。

乗り物

わんちゃんと乗れる乗り物(観覧車・ティーカップ・カルーセル(リサとガスパールエリア))がありました。今回は、うちのキャバちゃんと観覧車に乗ってきました。

観覧車は高さが50mあります。観覧車、近くで見ると大きいです。
ちょっとだけ外が気になるうちのキャバちゃん

その他

富士急ハイランド内での撮影も楽しめました。

■FUJI DOG 2024 料金

大人(中学生以上) 前売:2,800円 当日:3,400円

小人(3歳~小学生) 前売:1,400円 当日:1,700円

犬 前売・当日:1,000円

駐車場代 2,000円/日・台

【東京近郊 犬散歩】談合坂SA

中央自動車道のサービスエリア「談合坂サービスエリア」には上下線ともにドッグランがあり、自動車での旅行の際わんちゃんに一休みしてもらうのに非常に良い場所です。談合坂サービスエリアの場所は山梨県上野原市にあり、比較的東京都から近くにあります。

上り線

上り線には下り線同様にドッグランがあるのですが、お勧めはリードをつないだ状態での散歩です。広大な芝生があり、その中にはヘリポートや小高い丘があり景色が楽しめます。

なお、ドッグラン・芝生の広場は、駐車場入口から見て上り側にあります。

芝生はかなり広く、ヘリポートもあります。視界が広がって運転で疲れた気分の転換にもなります。
正面に見えるのが小高い丘。階段がついているのでわんちゃんを抱っこして登るも良し、芝生の坂道を散歩しながら登るのも良しです。
丘の上から。談合坂周辺の山々の景色を楽しむことが出来ます。
ドッグラン 小型犬 入口。ドッグランは、大・中型犬と小型犬のエリアで分かれています。
小型犬 ドッグラン内①
小型犬 ドッグラン内②

下り線

談合坂サービスエリアの下り線には、上り線のようなわんちゃんと散歩(リードをつないだ状態)できるような大きな芝生はありませんが、人工芝で整えられたドッグランがあるので、汚れませんし、指間炎になりやすいわんちゃんでも安心して遊んでもらえます。

なお、ドッグランは駐車場入口から見て、下り側にあります。

みちまるくん(NEXCO中日本のキャラクター)がお出迎え。11月に訪れた際には、ドッグランの脇道にたくさんのどんぐりが落ちていました。
ドッグラン 小型犬 入口。ドッグランは、大・中型犬と小型犬のエリアで分かれています。
歩きやすそう。
リードフックつきのベンチもあります。
いい匂いがするなぁ〜

【キャバリアグッズ】ジェラート ピケ スリーピングドッグ

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2024年10月より〈GELATO PIQUE〉からSLEEPING DOGシリーズとしてキャバリアグッズが販売されました。販売されたグッズは「ブランケット」「ルームウェア」「ぬいぐるみ」「アイマスク」など、キャバリア好きの方は是非とも欲しくなるアイテムばかりです。

ぬいぐるみ

眠っているキャバリアのぬいぐるみ。ふわふわの手触りは、飼い主だけでなく、わんちゃんも気に入ってくれる一品です。足裏に肉球も描かれていて、そこも可愛さを倍増させています。手足にはビーズが入っていて、わんちゃんほど重くはないものの、程よい重さです。


ブランケット

ふわふわで温かいブランケット。大判なので色々なところで使えます。寒い日の外出の時は、わんちゃん用として好適品です。とっても軽いので、眠っているわんちゃんに掛けてあげるのも良いと思います。

11月の寒空の下、ブランケットが温かくて気持ちよさそうです。

ルームウェア

着心地が軽やかなルームウェア。サイズがゆったりしているので、女性だけでなく男性も着られます。この服を着てわんちゃんとすごせばテンションも増すと思います。



その他のグッズ

・アイマスク


・ポーチ


キャバリアの体重管理

キャバリアは食いしん坊さん

キャバリアは食べることが大好きな子が多いです。食いっぷりが良く可愛いので、おねだりされると、ついついオヤツをあげたくなりもします。

一方で、キャバリアは頭が良い犬種なので、一度メリットのあったことは覚えていて、それを基に独自のマイルールを作って、オヤツをねだってきたりもします。

例えばうちのキャバリアは、

・オヤツをもらった後、即座に飼い主から離れ去り、即座に戻るとオヤツがもらえる(ヒット&アウェイ作戦)

・お腹を丸出しにされた状態で抱っこされるのを暫く我慢していれば、解放されたときにオヤツがもらえる(じっと耐える作戦)

といったルールを独自開発し、オヤツをもらえることに成功しました。

しかし、キャバリアは太りやすい体質で、心臓も弱い犬種です。肥満は心臓に負担となります。ですので、飼い主としては、しっかりと体重管理をしてあげる必要があるのです。

体重管理をしっかりと

食欲旺盛な愛犬を目の前にすると、ついつい飼い主は忘れてしまいますが、おやつも食事量に含まれます。飼い主は、おやつも含めて食事量をコントロールし、体重の管理をしてあげる必要があります。

また、キャバリアは人間の生活に合わせる犬種です。散歩が足りないからと吠えて要求する犬種ではありません。そのことが運動不足に繋がり体重を増加させる可能性もあり得ます。

さらに、キャバリアは脂質代謝が弱く太りやすい犬種です。肥満は心臓への負担をかけることはさることながら、様々な病気の原因にもなります(股関節などの部位にも負担がかかる)。そうなることは避けたいところです。

キャバリアに長生きしてもらいたいと思ったら、健康的な食事と適切な運動で適正な体重を維持してあげることが必要になってきます。

では取り急ぎ今現在、キャバリアが適正な体重かどうかを判断するにはどうしたら良いでしょうか?

まず、適正な体重かどうかを知るためには現在の体重を知らなければなりません。動物病院やトリミングの際に体重を量ってもらうようお願いしてみましょう。また、ご自身で愛犬の体重がどれくらいなのかを量りたい場合は、①人間の体重を量る⇒②愛犬を抱っこして体重を量る ⇒③『②マイナス①』の計算をして愛犬の体重を算出します。いずれにしても、体重を定期的に記録し、飼い主さんが体重の変化を分かるようにしておくことが大切です。

一方で適正な体重かどうかは、ワンちゃんの個体差によって変わります。一律に〇㎏だから太っている・痩せているという判断は出せないことから、見た目と触った感覚で判断してあげる方法もあります。上から見たとき「ウエストがくびれている砂時計型」、横から見たとき「しっぽに向かう腹部の右上がりのラインには少し皮下脂肪はあるものの、ろっ骨を感じる肉付きがある」が一般的な状態です。しっぽの付け根の肉がつまめる場合は、太り気味と判断します。(犬の体型が健康的かどうか肉付き等からチェックするBCS(ボディ・コンディション・スコア)という基準があります。)

愛犬が肥満気味かもと思ったら、おやつを含めて食事を適量にしましょう。おやつを食べたがりますが、そこは飼い主さんも頑張ってあげないように努力です。中に餌を入れられるタイプのおもちゃもあり、わんちゃんが少量のおやつで長時間楽しめるので、そういったものも活用しましょう。

家の中で遊んであげることも体重管理に繋がります。ロープのおもちゃで引っ張りっこして遊んであげましょう。

一方で、肥満になったからといって、無理な食事制限をしたり、過度な運動をさせたりすることは禁物です。過度な運動は心臓に負担をかけてしまいます。1週間で「現在の体重の1.5%減」が健康的なダイエットの目安ですので、それを意識して体重管理してあげましょう。

また、甲状腺や肝臓の脂肪代謝に問題があり、体重が増加している可能性もあります。肥満解消に向けては、獣医さんとお話ししながら、食事管理や運動を行っていくことをお勧めします。

キャバリア 抜け毛について

犬種を問わず抜け毛はあるものですが、その中でもキャバリアは抜け毛が多い犬種です。こちらの記事では、キャバリアに抜け毛が多い原因と、抜け毛対策を記載しております。

キャバリア 抜け毛が多い原因

①キャバリアの被毛がダブルコートだから

キャバリアに抜け毛が多い原因は、被毛が「ダブルコート」のためです。では、そもそも「ダブルコート」とは何でしょうか。「ダブルコート」とは、犬の被毛の種類の一つを指し、アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の二種類の性質の異なる被毛から構成されていることを言います。アンダーコートは、体温調整や保湿の役割をしている細く柔らかい密度のある性質を持った被毛のことです。そしてオーバーコートは、水を弾いたり、紫外線や外部の刺激から皮膚を保護する役割を持った太くしっかりした被毛となります。犬の被毛の種類として「ダブルコート」の他にもう一種類「シングルコート」があります。「シングルコート」は、アンダーコートがなくオーバーコートのみ生えてくる被毛のことを言います。

「シングルコート」なのか「ダブルコート」なのか犬種の見た目から区別はつきません。例えば、キャバリアは「ダブルコート」ですが、パピヨンは「シングルコート」です。犬の被毛をかき分け、地肌が見えれば「シングルコート」、密な被毛が生えていれば「ダブルコート」と判断します。

※写真はうちのキャバリアの毛をかき分けたもの

さて、「ダブルコート」の2種類の被毛のうち、アンダーコートがよく抜けます。アンダーコートは1年を通じて抜けるのですが、特に換毛期にはごっそり抜けます(換毛期:春・秋 個体差あり。空調の効いた部屋にいるとズレることあり。)。キャバリアはダブルコートの犬種の中でもアンダーコートが多い犬種です。結果、キャバリアのふわふわした毛が、床に落ちているにとどまらず、飼い主の身体に張り付いていたり、自炊した食べ物から出てきたりする事態に陥るのです。

②子犬から成犬になるタイミングのため

生後3~4か月頃に子犬の被毛(パピーコート)から成犬の被毛に生え変わります。このタイミングで抜け毛が多くなります。

③病気の可能性

キャバリアは被毛が長く絡まりやすいため、毛玉ができることで、皮膚への通気性が悪くなります。そのことが原因で皮膚炎になる可能性があります。また、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、脂漏症という、脱毛を伴う病気になりやすい犬種でもあります。日頃からブラッシングなどのお手入れをしてあげて、皮膚が見えてしまうほどの脱毛があるなど、異常が見られる場合、動物病院で診てもらうことをお勧めします。

キャバリア 抜け毛対策

キャバリアの抜け毛対策は、大きく分けて「お手入れ」と「掃除」の2種類です。

①お手入れ

抜け毛対策の一つ目として、キャバリアのお手入れをしてあげることです。ブラッシングをしてあげたりシャンプーをしてあげたり等することで家に散らばる抜け毛の量を減らせます。

ⅰ)ブラッシング

ブラッシングをすることで、身体に留まった抜け毛を取り除くことができます。1日か2日に1回の頻度でブラシをかけてあげるのが良く、特に換毛期には毎日ブラッシングをしてあげると抜け毛対策になります。

ブラッシングで身体に留まった毛を取り除くと、皮膚への通気性が良くなります。また、ブラッシングはマッサージ効果もあり、血行を促進することも期待できます。結果、ブラッシングをすることが皮膚と被毛の健康にもつながるのです。

キャバリアのブラッシングには「スリッカーブラシ」と「コーム」を使用してあげるのが良いです。「スリッカーブラシ」とはL字型の細いピンがたくさんついたブラシのことです。このブラシは、アンダーコートを絡めとるのに役立ちます。ただ、ブラシの先が鋭くなっているので、皮膚を傷つけないように優しく毛をといてあげる必要があります。次に「コーム」についてですが、こちらは定規のような櫛のことです。「スリッカーブラシ」でブラッシングしてあげた後に、毛並みを整えてあげるのに使用します。

加えてキャバリアの毛を美しく保つためには、仕上げのタイミングで豚やイノシシの毛から作られた獣毛ブラシを使用するものありです。獣毛ブラシは、静電気が生じにくく、毛についたホコリなどを取り除き、ツヤのある毛にしてあげることができます。

ⅱ)シャンプー

シャンプーを月に1~2回程度してあげることで抜け毛を減らすことができます。またシャンプーをすることで、ノミやダニといった害虫対策や皮膚などの汚れを洗い流すこともできます。自宅でのシャンプーは慣れないと大変なので、定期的(3週間に1回とか)にトリミングでシャンプーをしてもらうのがお勧めです。

なお、あまり多くシャンプーをしてしまうと、犬は皮膚が弱いので、必要な皮脂まで洗い流してしまい皮膚病の原因になってしまいます。また、ご自身でシャンプーをしてあげる時は、人間用のシャンプーは刺激が強いので、必ず犬用のシャンプーを使用するようにしましょう。

ⅲ)サマーカット

サマーカットにすると、ブラッシングがしやすくなり抜け毛対策に繋がります。

注意しなければならないのは、バリカンの後に生えてくる毛の質が以前とは変わってしまうことがあるようだということです。バリカンで毛を刈った後に毛が伸びてこないという病気になってしまうこともあるそうです。うちのキャバリアは夏場はサマーカットにしているのですが、特に毛の質が変わったということはないので、個体差がある話だとは思います。トリマーさんと相談しながら毛の長さを決めてあげるのが良いと思います。

ⅳ)レーキング

犬のアンダーコートをトリミングナイフで処理する「レーキング」という手法があります。ブラッシングのみですと身体にたまった毛を取り除くことはできますが、毛量そのものを減らすことはできません。レーキングは抜け毛だけでなく今生えている毛の処理もすることが出来ます。

ⅴ)洋服を着せる

お手入れとは少し視点がずれますが、洋服を着せてあげるという対策もあります。室内に舞う抜け毛を減らせたり、抱っこした時に洋服に毛がつくことを防ぐことが出来ます。洋服を着せるとストレスを感じるワンちゃんもいますし、洋服を着ると暑くなります(キャバリアは暑がりさん)。洋服を着せてあげたら様子を見て対応を変えると良いでしょう。

②掃除

抜け毛対策のもう一つが掃除です。身体のお手入れをしっかりしてあげても抜け毛はでます。こまめに掃除をすることで抜け毛を取り除いていきましょう。

掃除をするにあたっては、カーペットにはコロコロを使用し、フローリングにはフローリング用のウェットシートを使用するのがお勧めです。忙しいようであればロボット掃除機や床拭きロボットに掃除を任せていくのもありだと思います。

掃除機の使用については、スピードと効率を踏まえるとメリットも大きいと感じますが、一方でデメリットもあります。まず、掃除中の排気により床に落ちている抜け毛が舞います。また、吸い込んだ抜け毛についた汗や皮脂の成分が酸化することで雑菌が繁殖し、掃除機から掃除中に臭いが発生します。そのことを踏まえたうえで使用すると良いと思います。(掃除機の臭いについては、脱臭効果のある重曹を吸わせることで臭いが軽減するそうです。)

エアコンのフィルターにも抜け毛は張り付きます。フィルターもこまめに掃除することで、抜け毛が原因の臭いを取り除きましょう。

洗濯をしても洋服についた抜け毛が全然取れないことも良くあります。その場合は、エアチケットブラシ等を使って抜け毛を取りましょう。


キャバリアの寿命 / 長生きのためのポイント

こちらでは、キャバリアの寿命と長生きするためのポイントを記載しています。

只今10歳のキャバちゃん。爆睡中

目次

1.キャバリアの寿命について
 ⅰ)キャバリアの平均寿命
 ⅱ)キャバリアの人間年齢換算
 ⅲ)シニア犬になると
2.キャバリア 長生きするためのポイント
 ⅰ)生活環境
 ⅱ)食事管理
 ⅲ)適度な運動
 ⅳ)定期健診など

1.キャバリアの寿命について

 ⅰ)キャバリアの平均寿命

キャバリアの平均寿命は9~14歳です。性別や毛の色の違いで平均寿命が違うということはないです。(例えば、メスの方オスより長生きする、とか、毛の色がルビーよりブレンハイムの方が長生きする、とかはない)。

キャバリアは短命だと言われています。しかし、他の小型犬の平均寿命と比較してみてもキャバリアの平均寿命が極端に短いというわけでもないように思います。例えば、チワワは12~16歳、パピヨンは13~15歳が平均寿命です。確かに、キャバリアは平均寿命が9~14歳ですので、10歳を満たないで亡くなってしまうワンちゃんもいるということが言えます。ただ早く亡くなってしまうキャバリアがいる理由は、遺伝的に心臓病にかかりやすい犬種であるためです。なんと、キャバリアの全体の6割が4歳で何らかの心臓疾患を発症していると言われています。

※なお、小型犬は大型犬より寿命が長いと言われています。

犬種平均寿命犬種平均寿命
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル9~14歳ミニチュア・シュナウザー12~15歳
チワワ12~16歳シーズー13~15歳
狆(チン)12~14歳パピヨン13~15歳
パグ12~15歳ジャック・ラッセル・テリア13~16歳
ビション・フリーゼ12~15歳ミニチュアダックスフンド13~16歳
ペキニーズ12~15歳イタリアン・グレイハウンド13歳程度
マルチーズ12~15歳ヨークシャーテリア14歳程度
ポメラニアン12~16歳トイプードル15歳程度
小型犬の平均寿命

一方で、最高寿命のギネス記録ではないものの、非公式で19歳まで生きたキャバリアもいたようです。最近は獣医学の進歩で犬の寿命も人と同じように延びてきています。キャバリアを飼っている人間からしたら、是非19歳付近まで、可能であればもっと長生きして欲しいと願わずにはいられません。

※犬の最高寿命のギネス記録はオーストラリアのビクトリア州で牧羊犬として活躍していたオーストラリアン・キャトル・ドッグ。29歳5か月までのご長寿犬でした。

 ⅱ)キャバリアの人間年齢換算

さて、キャバリアの19歳というと人間では何歳に当たるのでしょうか?

色々調べてみると複数の換算が見つかりました。

まず、以前よりある犬の人間年齢換算計算式『犬の年齢×7=人間の年齢』です。こちらの式に、先程のキャバリアの非公式最高寿命19歳を当てはめてみると、133歳になります。他の年齢換算計算式で、1歳以上の大型犬を対象とした計算式『12+(犬の年齢-1)×7=人間の年齢』という式があります。133歳という結果から考えると、前述の『犬の年齢×7=人間の年齢』は、大型犬を対象としたもので、キャバリアには当てはまらないように感じます。

別の年齢換算計算式を見てみます。1歳以上の小型犬を対象とした『(犬の年齢+4)×4=人間の年齢』という式があります。こちらですと先程の19歳を当てはめると92歳です。他にキャバリアの場合の式として『犬の年齢×5.77歳=人間の年齢』というものもあり、同じく19歳を当てはめると109.63歳となります。諸説あるため、どの人間年齢換算計算式を使うかはさておき、19歳は人間の90歳以上の年齢で、かなり高齢であることは間違いなさそうです。

※下に記載させていただいた人間年齢換算早見表での年齢は103歳です。

さて、自分のキャバリアが人間の年齢で言うと、今何歳くらいなのかも知りたいところです。小型・中型犬とキャバリアの人間年齢換算早見表を以下記載いたします。個体差もあると思いますのでご参考というところだと思います。

キャバリアの場合、1~2歳になるまでに人間でいう成人となり、10~11歳で高齢者、13歳で後期高齢者となるようです。

年齢(月齢)小型・中型犬キャバリア
3ヶ月4~5歳4歳(4~5歳の説もあり)
6ヶ月11~13歳(6~8ヶ月)7歳半(11~13歳の説もあり)
9ヶ月14~16歳11歳(14~16歳の説もあり)
1歳15歳15歳(15~16歳の説もあり)
2歳24歳24歳
3歳28歳29歳
4歳32歳33歳
5歳36歳38歳
6歳40歳43歳
7歳44歳47歳
8歳48歳52歳
9歳52歳56歳
10歳56歳61歳
11歳60歳66歳
12歳64歳70歳
13歳68歳75歳
14歳72歳80歳
15歳76歳84歳
16歳80歳89歳
17歳84歳94歳
18歳88歳98歳
19歳92歳103歳
20歳96歳107歳
人間年齢換算早見表

 ⅲ)シニア犬になると

犬は7歳ごろから老化が始まりるため、7歳以降の犬はシニア犬と言われます。シニア犬になると身体にも変化が現れ始めます。外見ですと、耳の付け根や眉毛などに白髪が出てきたり、毛のツヤがなくなったりすることもあります。また、耳の穴の汚れがたまりやすくもなります。

また、シニア犬の老化のサインとして「口臭が強くなる」「太りやすくなる」ということも挙げられます。うちのキャバリアは毎晩寝る前にベロベロと人の顔を舐めるのですが、その際の臭いが以前より強くなったように感じています。また、保護犬として迎えた時の5歳時点での体重は6Kg台でしたが、10歳現在では9Kg台です。シニア犬の老化のサインとして「毛がよく抜ける」という状態もあるようです。この点、個体差もあるのでしょうけれど、うちでは以前より毛が多く抜けているということを感じていません。もともとキャバリアはダブルコートなので、毛が抜ける量が多いので、気づかないだけかもしれません。

9~12歳になると「目の輝きが鈍くなる」「筋肉が減って痩せてくる」という状態も見られるようになってくるそうです。また「散歩の途中で帰りたがる」という行動の変化も現れます。うちのキャバリアは、昔は自分から進んで30分くらい散歩していましたが、今ではすっかり散歩嫌いになったのか、家から出て5分と経たないうちに、自分から家の方に向かて歩いていきます。そして家の前で「早くドアを開けてくれないかな」という表情をします。また、「階段でつまずく」ようにもなります。うちのキャバリアは、以前はソファの座面までジャンプして乗っかっていたのですが、今はジャンプ力がおとろえたのか、度々失敗して前脚だけソファの座面に乗った状態であたふたしています。

12歳以降になると「耳や目の機能がおとろえる」「寝てばかりいる」「歩行が困難になる」「飼い主さんの帰宅を喜んでもお出迎えしなくなる」という老化のサインが現れます。

2.キャバリア 長生きするためのポイント

自分の大切なキャバリアに長く生きてもらうためには、生活環境を整えてあげるとともに、食事管理や適度な運動により体重を増やしすぎないようにしてあげることが必要です。また、動物病院で定期的に健診を受けて、処方された薬やサプリメントをしっかりと与えてあげることも大切です。

 ⅰ)生活環境

キャバリアは暑さに弱い犬種です。日頃は、室内で過ごさせてあげることはもちろんのこと、室温を常に一定にしてあげる(23~25℃が目安)ことが大切です。夏場は室内にいても熱中症のリスクがあります。自分から涼しいところに移動できるような環境を整えてあげることも大切です。一方で寒さが苦手なワンちゃんもいますので、冬場は暖かい毛布やペットヒーターを用意してあげると良いです。

上記以外で生活環境を整えてあげることとして、床にマットなど滑りにくい素材のものを敷いてあげることが挙げられます。フローリングの床は滑るので、関節を痛める原因になります。うちでは、ペットが滑りにくいというフローリングにしてあげているのですが、暴れ回ってその勢いで脚を滑らせて転んだり、自分のおしっこを踏んずけて滑ったりしたこともありました。

また、ワンちゃんがいる場所では、ストーブなどの直熱の暖房器具の使用を避け、やけどをしないようにしてあげることも大切です。うちのキャバリアも冬場は自分からストーブに近づいき、べったりくっついたりするので、使用を止めました。

そして、愛犬がハウスダスト等のアレルギーを起こさないため、日頃から掃除機やウェットシートで、生活する場所を清潔に保ってあげることも大切です。うちのキャバリアは、よく布団に潜ったりするので、布団も洗濯乾燥機でちょこちょこ洗ってあげています。

 ⅱ)食事管理

まず、人間の食べ物の中には犬に有害なものがあります。食事は人と犬で分けます。また、料理中や食事中にうっかり食べ物を落として、ワンちゃんに食べられないようにしないといけません。ご自身でワンちゃんの食事を作ってあげている場合、アレルギーを持っているワンちゃんもいますので、表示シールに記載のある原材料をよく見て、その食材を使う・使わないの判断をすることが大切だと思います。

以下、犬に食べさせてはいけない物を記載しますので、ご参照いただければと思います。

【犬に食べさせてはいけない物】
ネギ類(たまねぎ、長ネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニク)
チョコレート・ココア
ぶどう類(ぶどう、レーズン、マスカット)
アボカド
アルコール(ビールなど)
魚介類(イカ、タコ、カニ、エビ、貝類)
牛乳などの乳製品(人間用)
ソーセージ・ハム(人間用)
生卵の白身
キシリトール
いちじく
アーモンド・ピーナッツ
マカダミアナッツ
銀杏
グレープフルーツ
アロエ
カフェイン(お茶・紅茶・コーヒー)
野生のきのこ
味噌汁
生肉

また、キャバリアは食欲旺盛で体質的に太りやすいです。太ると心臓に負担がかかるので飼い主さんの食事管理は重要です。良質な食事を、パッケージに記載されている量を守って、給餌してあげるようにします。また、これが難関なのですが、おねだりされて、ついついオヤツをあげすぎてしまうことのないように注意が必要です。何を食べさせてあげるかは、商品に記載のある原材料表示をよく見て、合成保存料や着色料が含まれていない、身体に優しいフードを選んであげたいものです。

なお、体重の確認は、トリミングや病院での診察の際に都度計量をお願いすることがお勧めです。その際の体重を踏まえて、愛犬の体調を見ながら、食事・オヤツの量をコントロールしていくと良いです。

 ⅲ)適度な運動

肥満は心臓だけでなく足腰にも負担を与えます。キャバリアは骨が細いので肥満予防のため散歩をしてあげるようにします。また、散歩を行うことでストレス発散にもつながります。ストレスがたまると問題行動を起こすようになるだけでなく、免疫力が低下したり、病気にかかりやすくなったりする可能性があります。肥満予防やストレス発散のため散歩にいくことは重要です。

ただ、散歩をするとき以下ご注意ください。まず、夏場の散歩は早朝がお勧めです。最近の夏は夜遅くても30℃を超えていることがあります。早朝の4時台や5時台であれば気温も20℃台なので、その時間帯が狙い目です。また、夏を過ぎても暑い日は続きます。必ず地面を触ってアスファルトが熱くないか確認を取ったうえで散歩に行くようにすることが必要です。それを怠ると肉球をやけどしてしまう危険があります。そしてワンちゃんが「はぁはぁ」と荒い息でパンティングしていないか様子を見ながら散歩しましょう。キャバリアのパンティングは心臓に多大な負担をかけているというサインになっているので注意が必要です。

パンティングの説明についてはこちら

他に散歩中の注意事項としては、拾い食いをしないようにすることです。拾い食いは塩分過多のものを食べてしまうなど健康に良くないです。うちのキャバリアはフライドチキンの骨を加え、口から出させるのが大変なことがありました。また、他の犬のおしっこの臭いをかいで舐めないようにしてあげましょう。病気の犬のおしっこの可能性もあり、感染してしまう恐れがあるからです。

高齢になると前述のように散歩からすぐに帰るようになります。しかしながら、高齢になってくると筋力がおとろえ基礎代謝が低下し、放置していると老化が早まってしまう可能性があります。健康維持のため歩いてもらうことが必要です。カートや抱っこ紐を使って歩く距離を短くしてあげたり、体調を見ながら家の中で遊んであげる(動いてもらう)ようにしましょう。

 ⅳ)定期健診など

キャバリアには、心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)等かかりやすい病気があります。動物病院で定期的に健診を行い、病気の早期発見・早期治療をすることが長生きすることに繋がります。

また、家でのお手入れとしてブラッシングや耳掃除をしてあげることも大切です。ブラッシングは、絡まった毛玉をほぐし皮膚を清潔にします。それにより菌の繫殖を防ぐことができ、皮膚病を予防する効果が期待できます。また、キャバリアは垂れ耳ですので、耳の穴の通気性が悪く蒸れて汚れやすい傾向にあります。定期的な耳掃除をしてあげることで外耳炎などの耳の病気を防ぐことに繋がります。

自分の大切なキャバリアが長生きするためには、飼い主が衛生的で過ごしやすい生活環境を作り上げるとともに、適正な食事管理と適度な運動で体重を管理してあげることが大切です。そして動物病院での定期的な健診を受けることも大切です。愛犬と良好な関係を作り、少しでも長い時間、一緒に過ごせるようにしたいものです。