本日はフラッシュマーケティングに関して記載します。
フラッシュマーケティングとは一定の時間内に共同購入すると安く買うことができる仕組みのことをいいます。例えば、ある地域のレストランの1万円のコースの購入希望者が24時間以内に50人集まると5,000円で購入できるというクーポンのことを指します。あらかじめ決められた時間内に希望者が一定数を超えれば、消費者は割引率の高いクーポンを利用することができるのです。このような取り組みを行っている代表的な例としてはグル―ポンやボンパレが挙げられます。
スーパーの特売品のような数の限られている目玉商品をたくさん買いたいと思ったら他人には言わない方が得ですが、フラッシュマーケティングは希望者数が一定数を超えないとクーポンの機能が発動しないわけですから、お客様となる人間が周囲に積極的にその情報を伝えることとなります。店舗が情報を拡散しようとせずとも、バイラルで自動的に情報が拡散していくわけです。そのため、店舗側は広告費での経費が削れ、商品・サービスの割引に経費を使え、割引率が大きくなります。
上記のように、フラッシュマーケティングはバイラル効果が重要なポイントとなりますので、Twitterなどのリアルタイムウェブの台頭やiPhone等のスマホの普及によって実現することができた新しいマーケティング手法と言えます。
高い割引率以外の特徴としては数量・時間の限定にあります。このような数量・時間の限定は商品・サービスの希少性を高める効果がありますので、消費者は「今、買わなければ損だ」と思ってしまうわけです。
フラッシュマーケティングという新たなマーケティング手法は2010年ごろから一気に出てきていますが、インターネットの発展やスマホの登場は明らかにマーケティングの形を変えてきているということが言えそうです。
(参考文献 カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門)