キャバリア 逆くしゃみ

上の動画は、うちのキャバリアの逆くしゃみを撮影したものです。夜中に何度か嘔吐し、その後ブーブーという苦しそうな声を連続してあげました。焦って、翌朝に動物病院に連れていったところ、嘔吐により鼻の方へ胃酸が上がり、それが原因で逆くしゃみが起こったということでした。苦しそうな声を聴くと飼い主さんとしては、非常に焦ってしまうと思います。以下に逆くしゃみについて記載いたしますので、ご参考にしてみてください。

■逆くしゃみとは

逆くしゃみ(正式名:吸気性発作性呼吸)とは、急激・連続的に鼻から空気を吸い込む発作性の呼吸のことを言います。くしゃみが体の外に排出しようとする発作であることに対し、逆くしゃみは鼻から吸い込むような発作となります。逆くしゃみの発作が出ている時、空気を吸い込むようなブーブー・グーグーという音をさせます。また口を閉じていることもその判断のポイントとなるようです。上につけさせていただいている動画でも口を閉じているように見えます。発作の継続時間は短時間で、数秒から1分程度で治まることがほとんどとなります。犬特有の症状のため人間にうつるといったことはありません。

■逆くしゃみの原因

逆くしゃみが起こる原因は以下となります。①鼻腔(鼻の内部の空間)に刺激があった時。例:香水等の強いにおい。煙が鼻に入る。空気が乾燥している。興奮している時や運動後に気道が刺激された。②鼻に異物が入った時。例:埃や植物の種。花粉。③鼻炎・歯周病・鼻の中に腫瘍ができている、といった病気に罹っている。

■逆くしゃみを起こしやすい犬種

全ての犬種で起こりうる発作ですが、特に小型犬や短頭種(鼻ぺちゃ)によく起こるとされています。また、若い犬は逆くしゃみをしやすい傾向にあります。

■逆くしゃみを愛犬がしている時の対処

基本的に、逆くしゃみは呼吸困難のような緊急性を要する症状ではないため、発作が治まるまで、刺激せず、見守ってあげるようにします。飼い主さんとしては、愛犬の異常事態に焦ってしまうかと思います。しかしそこはぐっとこらえて、落ち着いた声で愛犬を安心させてあげましょう。

一方で、逆くしゃみの症状が病気の現れであることがあります。「症状が頻繁に起こったり長時間続いたりする、徐々にひどくなる」「呼吸が荒い。舌や歯茎が青白くなる(チアノーゼ)」「唾液に痰や血液が混ざる」「発作の後に失神する」というときは病気の可能性が高いので、動物病院で診ていただく必要があります。撮影可能であれば、その時の動画を撮り、動物病院の先生に診ていただけるようにしましょう。

■逆くしゃみを起こりにくくする環境づくり

部屋の中の埃や花粉を減らすため、掃除をこまめにしたり、空気清浄機を使用したりしてあげましょう。空気が乾燥している時は、加湿器を使うようにします。また、香水などの強い匂いのするものや煙は、愛犬の生活圏から取り除いてあげる必要があります。散歩のときは、首輪ではなくハーネスを使用すると、首への負担が軽減して逆くしゃみの症状が出にくくなるようです。

■まとめ

自分の愛犬が逆くしゃみをしていると焦ってしまうと思いますが、落ち着いて様子をみて、病院へ行くべきか否かを判断したいところです。また、愛犬の生活環境を普段から整えてあげることも大切です。飼い主としては、愛犬が健康で安心して暮らせるよう常日頃から心掛けて行動したいものです。