色のイメージに関して

季節と色は不思議とイメージが結びついているものです。以下、簡単に春夏秋冬を象徴するような色について記載します。

■春の色:花が咲き新緑であふれる時期。ピンク系や黄緑系が春をイメージするのにはよいです。また、ペールトーンやブライトトーンと言われる、元の色に白い色を多めに混ぜた色の組み合わせをすると春っぽさが表現できます。

■夏の色:ぎらぎら太陽が照りつけるこの時期。青・赤・黄色といったはっきりした色(ビビッドトーン)を使うと夏っぽさを演出できます。また、コントラストをつけると良いです。

■秋の色:収穫の時期、紅葉の時期。この時期を表す色はベージュ、茶、黄土色、カーキなどのナチュラルカラーです。ディープトーン、ダルトーン、ダークトーン(元となる色に黒、もしくは濃い灰色を混ぜたような色)を使うと良いです。

■冬の色:冬は寒い閉塞された感じのする時期です。イメージカラーとしては白、グレイ、アイボリーなどのモノトーンの色がこの時期を表現するのには良いです。

 上記のように色の使い方で四季を感じさせることができます。

また、季節感を出す以外にも、商品ディスプレイを行う際に色を意識して配置するとイメージ通りのディスプレイを作り上げることができます。以下、簡単に記載します。

■メルヘンティック(ロマンティックで可憐で優しい表現):淡いパステルトーンやオフニュートラルカラー、クリーム、ピンク系などで柔らかい雰囲気に配色します。

■ナチュラル(自然派志向の配色):ベージュ、アイボリー系を中心にトーンを微妙に変化させると良いです。草木のイメージ。

■エレガント(上品で優雅、しなやかな気品の良さと都会的な感覚):グレイッシュカラー(元の色にグレイがたくさん混じった色)を中心にコントラストを抑えて配色。ラベンダーなど低彩度の紫系を用いると高級感がでます。

■シック(知的で奥ゆかしく、あか抜けした雰囲気):地味なグレイやグレイッシュカラーを基調にまとめると良い。適度なコントラストが必要になります。

■クラシック(伝統的な雰囲気):黒やブラウン系、ボルドー、暗いグリーンなどを使います。暖色系の深みのある濃い色や中間色が中心となり、同一トーンや類似トーンでまとめます。

■ダンディ(しゃれて格調高く、落ち着いた渋い感覚):ブラウン、ダークグレー、暗い色調の青紫などハードな色を基本に落ち着いた濁色使いでまとめます。

■ポップ(自由で明るい雰囲気):清色調(元の色に白を混ぜた色)の鮮やかな色を中心に、色相コントラストで色と色をぶつけ合い明快なリズム感を出す。

■スタイリッシュモダン(ハイテク調のシャープな雰囲気):濃いブルー系やグリーン系にモノトーンやニュートラルカラーを組み合わせてコントラスト感を強調します。

 色使いだけでいろいろとイメージが変わりますので、ぜひ活用したいものです。

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