本日はライフスタイルの変化に着目したペット保険会社、アニコム損害保険に関して記載します。
最近、お墓に行くとペットのお墓を見ることがあります。ペットは可愛いですし、長く一緒にいるのでどんどん愛着がわいてきます。ペットのお墓は、昨今ペットが人間と同様の扱いがされるようになってきている一例だと思います。
日本国内においては少子高齢化が進展していますので、人口が減少傾向にあります。その一方でペットの数は増えているようで、今や15歳未満の人口よりも多くなっているようです。このような生活者のライフスタイルの変化に着目したのがアニコム損害保険です。ペットが病気やけがをすると動物病院で治療をしてもらうことになりますが、高額な医療費が必要となってきます。飼い主にとって経済的負担は大きいです。同社はそこに目をつけ、ペット専門の保険会社として独自のポジショニングを確立したのです。
損害保険という成熟した市場で、多くの企業が非常に細分化した商品を数多く提供している業界においては、独自の市場を発見するのは容易ではありません。アニコム損害保険は、従来の損害保険の対象領域(人とモノ(自動車など))以外に新たな市場はないかを見て、オンリーワンとして優位に立てる領域を探しました。その際に上記のような生活者のライフスタイルの変化に着目し、新たな市場を創造したのです。世の中に存在していない新市場を創造するのには費用や労力がかかります。しかしながら、生活者の生活行動や消費行動の変化に伴って関連市場が拡大しているのに、同市場をカバーする既存の商品やサービスがなければ、そこにチャンスが生まれます。アニコム保険会社はそのチャンスをつかんだということでしょう。
生活者のライフスタイルの変化を捉えておくことは、生活者へよりよい価値の提供ができる下地になるようです。日頃からアンテナを高く持ち、自らの枠にとらわれないということが必要ということでしょう。
(参考文献 成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書)

